DAFA3受験記 2014 其ノ弐


まずは受付!
ここでデモンストレーションのブーケを選びます。
くじ引き方式です。
ここで選んだブーケとオリジナルブーケの2作品のデモとなります。

受付を終えるといよいよデモの準備です。
会場のバックヤードへ。
持ち時間は1時間。
この間に花器と花材を選び、デモの準備を整えます。


試験官(国際審査員の仏人3名、伊人1名、ベルギー人1名、仏農水省の方1名)と
見学者が席に着き、いよいよ始まります。
1時間のデモンストレーション形式の試験はアッという間ですので、
「どうにかこれまでの成果を!」と壇上へ上がりました。

1つ目のブーケ。
始めの一言二言には緊張が。。。
それでも手を動かしていくと落ち着きだしました。
頭もどうやらクリアな感じ。
練り上げた口述説明もスムーズ出てきています。
このブーケは基本の課題なのでとりあえず形を完璧にすること!
出来れば洗練された仕上がりに。
最後の確認まで確実に。

つづいて2つ目へ。
このブーケは何度かデモをしたこともあったので
落ち着けばなんとか!
とにかくこちらも何度も練り上げた口述説明を
全て言い尽くそうと思いながらやっていました。
シンプルながらもエスプリの効いたデザイン!
高評価をいただけたので安心しました。

この2つのブーケについては
究極に練り上げた口述説明を全て聴いていただきたい
という思いが強かったようです。
結果、聴いてもらいたいのでどんどん説明が出てくる。
口述説明にもとても良い評価をいただきました。
デモンストレーションでは、
試験官の先生から『Parfait(完璧)』と『Bravo』をいただけました!!!
(6月の試験の時もデモが終る際に試験官の先生が受験者にbien.やC'est bien.など
軽くおっしゃっていましたが、この時にBravo.をいただけたのです!)
Bravoをいただくことはこの試験の目標でもあったので
ホントにいただけるなんて、、、これはかなり嬉しかったです。

つづいては作品批評。
2つのブーケをくじ引きで選んで批評します。
冷静かつ的確な指摘が問われます。
先生の目線で!

最後は美術作品についての解説。
用意してきた5作品のうち試験官が選ぶ2作品についての解説を行います。
美術も相当時間をかけて練りに練ったので
全て説明したいくらい!どの作品も自信作です。
選ばれた2作品についての解説の後に
3作品目についても意見を求められました。
試験官の先生に関心をもっていただけたようで嬉しかったですねー。
ここでは西洋美術のみならず日本美術も取り上げたので
日本人としても作品の説明はしっかりしたいと思っていました。
良かった良かった。
美術作品の解説も良い評価をいただけました。

デモンストレーション形式の試験が終わると
つづいてはドライのブーケを制作します。
時間は1時間。
今年は全員花材が同じというサプライズ!
決められた花材で(色は2パターン)つくる形式でした。。。
これでは個性が出し難い。。。。。
最後の最後なので集中力も切れてきましたが
なんとか完成。試験終了です。

お世話になった先生方と協会の会長さんにご挨拶をして協会を後に。
とりあえず荷物をHOTELに置くと、
なんだか気分が高揚したまま街に出ました。
足が向いたのは何故だかギャラリーラファイエットの屋上。
しばらくParisの街を眺めながら気持ちを鎮めました。
終った。。。
まだ実感も開放感もないままでしたが、
やりきったという感じだけはありました。

その夜は
マドレーヌ広場のLa Maison de la Truffeにて打ち上げを。

こうして私の試験は終了したのでした。