『檜図屏風』狩野永徳


今年はじめの鑑賞は
修復されたばかりの狩野永徳の『檜図屏風』。
東博の国宝展示室に15日までの展示です。
もともとは襖絵だった作品です。
戦国時代の人気絵師永徳の携わった数少ない現存作品。
今回の修復で8曲1隻の屏風は
4曲1双に仕立て直されました。
このような変更は国宝では珍しいそうです。

色彩が鮮やかになって、
迫力が増したかなあ。
永徳のダイナミックで
その空間の空気をうねらせるような感じ。
作品に集中しているとその感覚をじっくり感じ取れました。

さすがに永徳、
いつも夜の時間の国宝展示室は空いていて
一人でゆっくり鑑賞ということも出来るのですが、
今回は次から次に閉館時間まで多くの方がいらしていました。